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紙布織山内 | プロフィール

 

紙布織家 山内ゆう

Yu Yamauchi

神奈川県出身。東京、京都で和裁や染織を学び、島根県安来市の出雲織工房へ入門。 その後染織家として独立し、「紙布織山内」の屋号で石州和紙を用いた紙布を中心に、綿糸や絹糸による織物の制作を行う。 工芸作品に加え、素材や土地との関係をテーマにした作品制作や、地域文化・生活史の観点から紙布の歴史研究にも取り組んでいる。

第53・55・56回島根県総合美術展(県展)金賞/第54回島根県総合美術展(県展)銀賞/第46回全国伝統的工芸品公募展 全国商工会連合会会長賞 他


紙布織家山内ゆう
紙布との出会い

2015年、「染司よしおか」の草木染めワークショップに参加した際、カナダ在住の紙布作家・軽野裕子氏と偶然ご一緒し、はじめて「紙布」の存在を知りました。
その後、京都のギャラリーで軽野氏の紙糸を拝見し、紙から作られているとは思えないほどやわらかな質感に触れ、強い印象を受けました。
さらに3年後、出雲織工房での修業時代に紙布制作の機会に恵まれ、軽野氏のご著書『生紙と紙糸』(紫紅社、2017)を参考にしながら、紙糸作りに取り組みました。

石州和紙との関わり

出雲織工房を卒業後、島根県川本町へ移住し、地域の特産品である石州和紙を用いた糸作りと布作りの試作を始めました。石州和紙を紙糸に加工した際には、他産地の和紙とは異なる滑りの感覚があり、作業中に糸が切れにくい印象を受けました。また、完成した布にはしっとりとした質感と弾力性があり、素材としての可能性を強く感じました。 一方で、紙布制作は糸作りの工程に多くの時間と手作業を要し、継続的な制作体制を築くことは容易ではありません。それでも、紙という素材が布へと変化していく過程や、完成した布が持つ独自の質感には、工程の負荷を上回る魅力がありました。

土地との関わり

現在工房を構える地域には豊かな自然環境が残る一方、過疎化による地域機能の縮小など、多くの課題も抱えています。そのような土地で制作を続ける中で、地域の素材や技術、人の手による営みの循環を意識するようになりました。 紙布制作を軸としながら、素材生産から制作、流通までを含めて、地域で育まれた文化をどのように持続可能な形で維持していけるのかを模索しています。

BIO

略歴

2013〜2014年

和裁教室「海老原美智子プロきものスクール」(原宿)

2014〜2015年

和裁学校「山本和裁女学院」(京都)

2015年

染織学校「アルスシムラ」予科半年コース(京都)

2016〜2017年

染織学校「アルスシムラ」本科1年コース(京都)

2017〜2019年

染織「出雲織工房」(島根県安来市)

2019〜2022年

川本町地域おこし協力隊(島根県川本町)

2022年

紙布織山内-設立

石州和紙布織プロジェクト始動

AWARD

受賞歴

2023年 第56回島根県総合美術展(県展) 金賞

2022年 第55回島根県総合美術展(県展) 金賞

2021年 第46回全国伝統的工芸品公募展 全国商工会連合会会長賞

2021年 第54回島根県総合美術展(県展) 銀賞

2020年 第53回島根県総合美術展(県展) 金賞

EXHIBITION

作品展示

2024年 出雲織工房一門展

7月24日-7月29日 島根県立美術館

諸紙布綴織帯地「花も花」(もろしふつづれおりおびじ はなもはな)

2024年 個展

5月18日-5月26日 夏目坂珈琲(東京 早稲田)

2023年 島根県総合美術展

11月18日-11月26日 島根県立美術館

絹紙布緯絣帯地「樹の香りがした」( きぬしふ よこがすりおびじ きのかおりがした)

2月29日-3月3日 島根県立石見美術館

絹紙布緯絣帯地「樹の香りがした」( きぬしふ よこがすりおびじ きのかおりがした)

2022年 島根県総合美術展

11月19日-11月27日 島根県立美術館

諸紙布綴織帯地「一投」(もろしふつづれおりおびじ ひとなげ)

12月15日-12月18日 島根県立石見美術館

諸紙布綴織帯地「一投」(もろしふつづれおりおびじ ひとなげ)

2022年 個展

7月1日-8月16日 ギャラリー時 -Toki-〈時津風〉

時布「ただいま と おかえり」他

2022年 個展

4月15日-4月16日 三原平田家母屋

2021年 全国伝統的工芸品公募展

11月26日-12月6日 国立新美術館

木綿緯絣帯地「南国花鳥図」 (もめんよこがすりおびじ なんごくかちょうず)

12月17日-1月6日 伝統工芸青山スクエア

木綿緯絣帯地「南国花鳥図」 (もめんよこがすりおびじ なんごくかちょうず)

2021年 島根県総合美術展

11月22日-11月27日 島根県立美術館

諸紙布綴織帯地「瑃」(もろしふつづれおりおびじ ちゅん)

2月3日-2月6日 島根県立石見美術館

諸紙布綴織帯地「瑃」(もろしふつづれおりおびじ ちゅん)

2021年 出雲織工房一門展

3月11日-3月15日 染織こうげい(神戸)

天蚕交織紙布帯地「朧」(てんさんこうしょくしふおびじ おぼろ)
木綿緯絣着尺「子まもり」(もめんよこがすりきじゃく こまもり)

2020年 島根県総合美術展

11月14日-11月22日 島根県立美術館

天蚕交織紙布帯地「朧」(てんさんこうしょくしふおびじ おぼろ)

12月3日-12月6日 島根県立石見美術館

天蚕交織紙布帯地「朧」(てんさんこうしょくしふおびじ おぼろ)